大道塾とは
歴史
戦後の剣道禁止期間を経て解禁となった昭和27年、その時点から道場の設立を念願していた松川久仁男(故人・初代塾長)は、2年後の昭和29年、那覇市楚辺に自費で大道塾の前身である剣道場「尚武館」を建設した。当時、県内に剣道場は皆無であり数多くの剣道愛好者が集まった。その後、久仁男は尚武館を閉め、自宅を那覇市内の大道地区に移し、昭和37年、自宅に隣接する土地を購入し、そこに「大道塾」を設立した(後に大道地区は三原に地名変更)。
平成10年に久仁男の死去により長男の圀隆が二代目塾長として後を継いだ。父の遺訓である「礼儀、気魄、報恩」や「青少年健全育成」をモットーに、基本を中心とした稽古で幼少年の指導に努めている。
実績
60年以上の歴史を持つ大道塾では、塾生である小学生はもとより卒塾後の中学生・高校生・大学生・社会人等のそれぞれの年代で全国大会出場選手(沖縄県代表選手)を数多く輩出している。
令和5年度も同様に、全国大会の出場権を獲得している。
道場
稽古の最初と最後には全員で神棚に一礼。
初代塾長である久仁男の肖像とともに、大道塾の理念を書き記した「平常心」「鍛錬」が掲げられている。
道場の床は剣道の強い踏み込み・すり足に最も適した剣道専用の仕様となっている。