結果よりも大事なものがある。(令和3年度那覇市スポーツ少年団剣道交流大会に向けた最後の稽古風景)

いよいよ明日令和3年11月14日(日)、那覇市スポーツ少年団剣道交流大会を迎えます。

コロナ禍にて約2ヶ月間も稽古を自粛し、稽古再開から本大会に向けて稽古に励んできました。

高学年は土曜日の稽古前に基礎体力をつくるために1時間半ものトレーニングを行い、高学年・低学年ともに通常の週4回の稽古に加え特別稽古を実施し、備えてきました。

今日は大会前の最後の稽古です。

試合を前日に控え、稽古前にはトレーニング後に島尻先生から竹刀の点検指導がありました。

また、稽古初めのには、仲西先生より「これまで準備をしっかりしてきた。あとは日頃の稽古の再確認と、最後はどれだけ気合いを出せるか。思いっきり声を出していこう」と講話があり、我喜屋先生より「明日の元立ちを快く受け入れてくれた大道塾卒の中学生先輩への感謝や、大道塾出身の島田先生七段昇段や中学生・高校生の活躍などに刺激を受けつつ、すべてに感謝をして明日に備えましょう」とお話しがありました。

基本錬成の元立ちを務めてくれる中学生の先輩と最後の稽古です。

防具組も低学年・高学年ともに指導員の指導のもと、大会前日の稽古に臨みます。

剣道では着装も大事なポイント。塾生同士がお互いの着装を確認し、身なりを正す光景は頼もしいです。

低学年は本番同様の試合稽古を実施。高学年はこれまで重ねてきた試合稽古ではなく、立合稽古で締めくくりました。我喜屋先生は「旗があるとどうしても打ち切ることを躊躇してしまう。明日の試合では思いっきり打ち切ってほしいので立合稽古をする」と塾生に稽古の意味を説いていました。

また、低学年では明日の試合に向けた気合が高まり、一時過呼吸になる生徒も出ましたが仲西先生の対応のもと稽古終わりには元気な姿を取り戻していました。高学年でも、足に負傷を抱える生徒が足を気遣うあまり気魄が足らなかったところを島尻先生が覚悟について説き、その後の立合では見違える気魄を取り戻し、高学年全体の気魄向上につながり稽古を締めました。

低学年も高学年も明日の場が如何に大切か、他人ではなく自分に向き合い臨もうとしている姿勢に感銘を受けました。

稽古終わりにはいつも通り全員で円陣を組み、明日の大会に向けて気合を入れました。

明日の結果がどうであれ、全員ができる限りの鍛練を積んできました。最高の結果を目指しながらも、稽古の成果が存分に出せることを一番に願いつつ、明日の大会に臨んでまいります。